アルコール依存症治療入院五十日目

2021/10/20 18:37

悩んでいる。AAにするか断酒会にするか。
地元の断酒会はコロナの影響であまり集まってない模様。基本断酒会で行きたいと思っているのだが。
昨晩AAの方のお話をいただいた。アメリカ発祥だけあってやはり何かキリスト教的な宗教めいたものも感じないではない。
そろそろ本格的に自助グループ探しを開始しよう。

05:40　起床、体温、血圧測定
異常なし。

07:00　ラジオ体操の後筋トレ
苦しい、が今更やめるわけにもいかなくなった。退院した後の断酒だと思って今日も汗をかく。気持ち太ももの筋肉が戻ってきたような気がする。

08:00　本日の朝食

味噌汁（玉葱切麩）、納豆、春菊お浸し、味付海苔、牛乳、ごはん350g。
相変わらずおかずが少なすぎる、、ごはん350gを食するには少なすぎる。退院まであと5週間、ごはんの友をアマゾンで買うか悩みどころ。病院の売店にはふりかけくらいしか売ってない、、

09:00　WRAP
未だに一番よく意味が分からない。
今日は前回上げた良い状態の自分をもたらす行為の中から毎日行えるものを選んで各位発表していった。
自分は毎朝の筋トレ、読書、犬の散歩等挙げた。
今週の宿題はこれらの中から一つを選択し、毎日の実施したことによる自分の状態を記録していくことだ。何の意味があるのかよくわからない。

10:20　アンガーマネージメント
ある出来事に対して怒りの生まれるメカニズムを学んだ。
まず一週間のアンガーログ確認（怒りを覚えた自称を記録しておく）したが、自分はとくに怒りを覚えたことはなかったので、その場で無理くり怒りを作り上げた。
共用スペースであるホールが研修の女学生とあてがわれたアル中で多くの時間占有されており、部屋が暗いので明るいホールで本を読もうとしても、ホールが看護婦キャバクラのようになっているので怒りを覚えたことにした。

怒りはその人の価値観、信念と実際の事柄との相違から起こるとのこと。なのでアンガーマネージメントとしては自分の価値観、信念を許せる範囲で緩くすることで怒りを抑えるのだそうだ。
例；看護師さんが温泉に入ろうとしている⇒先客が体も洗わずに湯船につかろうとしている⇒看護婦さんは親から体を洗ってから湯船に入り、髪の毛が浸からない様にキャップやバンドなどでまとめるようにすると教育を受けてきた⇒看護師さん怒る。⇒怒りを抑えるために看護師さんは思う「あぁこの人はそういうこと教えてもらってないんだな、じゃ仕方ないな」という具合だそうである。

ここでアル中が噛みつく。社会的に共有されている価値観、信念に背く行為に対してはその方法は通じないのではと。例えば殺人に対する怒りは上記の方法では収まらない。
看護師さん曰く、そう言う極端な話はまた別の話・・・とのこと、。。だったと思う。

12:00　本日の昼食

さば塩焼き、きのこソテー、コールスロー、ほうれん草ピーナッツ和え、カットフルーツ白桃、青汁（自前）
今メニューを見直して、ピーナッツ和えだったことを知る。

12:30　散歩先で読書
今日は朝からいい天気で午前中から東6の丘へ行きたかったが、午前中はプログラムで埋まっていけずに行けず。雲がかからないか心配しながら午後を迎え、未だピーカンの天気だったので急いで丘へ。上半身裸になってみてもじりじりと熱く、昨日の寒さは皆無。出番をなくしたと思われたコパトーンが再び日の目を浴びる。通常院内外出は一時間以内であるが、今日は日差しがもったいないので、注意を受けるのを覚悟で2時間ほど滞在して読書した。
汗だくになってしむくらいの暑さだった。
冷静に鏡を見ると真っ黒になってきていた。
それでもまだ焼く。5週間後に控えた退院時は小麦色の肌で健康的に退院するのだ。

15:30　服薬指導
今飲んでいる薬の説明を改めて受けた。
断酒補助薬のレグテクトの他に退院後は抗酒薬ノックビンを処方してもらう予定である。
ノックピンを飲むと下戸と同じ状態になり、体内のアセトアルデヒドを処理できなくなり気分が悪くなるなどの症状がでる。
ノックピンを服用して酒を飲むとどれほど酷い目に合うか病院にいるうちに経験してみたいと、暗に酒を飲ませてくれと打診したが、あっけなく却下された。
実際飲酒欲求はないのだが。

17:00　瞑想
今日も富士山だ。自分を富士山と同化させる。同化するイメージは出来るのだがその後が困る。動かざること山の如し、、どうかしている間何を思えばいいのか、、メンタルトレーニングは何度も言うが難しい。

18:00　本日の夕食