アル中リーマンのアル中病棟日記

酒におぼれ会社を頻繁に休むようになってしまった51歳の中間管理職の闘病生活を記録しました。

アルコール依存症治療入院二十八日目

寝坊した、、久々に夜中目が覚めずに朝まで一気通貫で眠れた、ので散歩には行けなかった。
6時に起きたいので目覚ましかけたいが、また看護師さんに怒られてしまう。
難しいかじ取りだ。
明日は東6病棟への引っ越しなので準備で忙しい。
3か月分の荷物は改めて多いと感じる。余計なものも持ってきすぎた。


07:30 本日の朝食

味噌汁(エノキ、オクラ)、ネギ入り卵焼(2/10=1/5)、白菜お浸し、小袋佃煮、牛乳、ごはん240g。
みそ汁の具の組み合わせが今までで一番良かった。なめこと同じキノコ類だったからだろうか、満足感があった。卵焼はこの量で1/5ということは、一本物としては相当長いのではなかろうか?妙に味がついているのが逆に怖い。どんな味付けしてるのだろうか?


08:00 ワイドショー鑑賞
ホールに居座り昨日同様梯子でワイドショーを見る。
内容もコムロコムロコムロ、総裁選ばかり。あきる。
長編読了による疲れがまだとれずに読書はまた新棟で落ち着いてからかな、、


11:30 本日の昼食

タンドリーチキン、ホウレンソウソテー、ポテトサラダ、かぶ漬け、バナナ、ごはん240g。
インド料理タンドリーチキン、依然食べた事が有るが、パサパサでまずかった。しかし今日のお昼のそれはジューシーで美味しかった。さてどちらが本物なのだろうか?
実は本物はパサパサで今日のお昼はタンドリーチキン風だったから美味しかったのだろうか?


12:00 ワイドショー鑑賞
懲りないレギュラーメンバーアル中でホールの椅子はたちまち満席。ニューカマーたちの入る余地はないのがここ数日のホールの状態だ。私の101号室は一番に昼ごはんがサーブされるので午後の席取りも楽である。
しかし明日101号室の3名が皆消える。私を含めた二人が東6病棟に移動。もう一人が解毒入院からの退院。
最もファンキーで知られる西下病棟を去るのはとても寂しい。
内科治療重視の西下病棟を離れるにあたって、主治医の先生から今までの検査を総括しての病状が伝えられる。一人一人の症状を手書きで丁寧に説明して今後どうしていけばいいかの道程を示していただいた。
私の順番が来て病状が伝えられた。
脳みそ⇒前頭葉の萎縮が歳の割に進んでいる、酒をやめれば回復するとのこと。
肝臓⇒γーGTP、ALT、ASTどれも正常値または正常値近辺に近づいている。
4型コラーゲンの値も正常値内(これが高いと肝臓が固くなっている、肝硬変などへの進行が危惧される)で形も良好とのこと。同室のリピーターアル中の方はもう肝硬変が疑われるレベル、笑えなかった。
大動脈⇒石灰化なし!!
中性脂肪⇒159 正常値が150以下なのであと一息。
尿酸⇒ちょっと高め。


一番気になるところが大球性貧血。
一つ一つの赤血球が大きく、数が少ない。鉄や葉酸などは足りているのでアルコールが原因。ヘモグロビン、白血球数もやや低め。
若いころ飲むと顔が赤くなっていたことなどから総合して考えられるのがアセトアルデヒドを酢酸に分解する酵素の活性が低いと考えられるとのこと。
これにより食道がんなどになる可能性が高くなるのだが、内視鏡検査の結果を見る限り現状問題ないとのこと。やはり今のうちに断酒するべきだと再認識する。


懲りない面々たちと結果突合せを行ったが私が一番優良のようであった。


15:00 明日の引っ越しの準備
結構荷物が多い。引っ越し先から三日後に再び新棟に引っ越しなので荷物はあまり開けない方が良さそうだ。


17;30 本日の夕食

さわらゴマ焼、ビーマンソテー、切り干し大根煮(油揚げ)、キャベツゆかり和え、ヨーグルト、ごはん240g。


西下病棟での最後の夕食、感慨深いものがある。といっても病棟が変わろうが出てくる品はここと同じ。先日週一でカレーにするよう所望したがどうなるだろうか?


明日の朝食が西下病棟での最後の食事、噛み締めよう。
また明日退院する愉快な懲りない面々が数名いる、また一からお友達作りだ。


さてこれから最後の引っ越し準備、いらないものをどんどん捨てていこう!


明日からまた新展開??東6病棟での短期間、風呂場が広いらしい!

×

非ログインユーザーとして返信する